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2014.11.20

「対人コミュニケーション能力」 は 不都合な人に向き合うことでこそ育まれる

「'15 冬の子ども会」募集によせて

 大手旅行会社の30歳の社員が、自らのバスの手配ミスを隠すために、遠足を中止させようと生徒を装い学校を脅す手紙を学校に送った事件は、記憶に新しいことでしょう。これは稀な例かも知れませんが、誰かに助けを求めたり他人を信頼したりすることが非常に苦手な人には、必ずそうなった理由や環境があるはずです。
 また、大学の厳しい体育会を経て来た人が会社で力を発揮できず、すぐに辞めてしまう話などもよく耳にします。それは結局、上の人に従い、下の人には指示をしていれば済む生活ばかりを送ってきた、言わば当然の帰結なのではないでしょうか。
 就職活動を始める段になって「対人コミュニケーション能力」を求められても、急に身につくはずもありません。それはすなわち、積み重ねてきた「自分にとって不都合な人や事態に向き合う力」と言い換えることもできるからです。上下関係の中で同質の人とばかり接していると、そうした力をつける機会はなかなか得られないと思われます。
 小さい頃からいろいろな子ども──迷惑な子も、面倒な子もいて、そんな子でも当たり前のように持っている優しさや意外な側面に気づき、触れることができる対等な関係の中で、のびのびと遊ばせたいものです。

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