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2014.04.25

何不自由のない生活の中で 不自由な子どもたち

「第40回夏の子ども会」案内書お届けに際しまして

 ユニセフ「子どもの権利条約」が日本で批准されて丸20年を迎えた今月22日、私は参議院議員会館で開かれた「批准記念日の集い」に参加してきました。取り組み団体の報告、各党国会議員や関係省庁担当者らの出席もあり、大変意義深い集会でした。
 目を世界にやれば、飢えや暴力に苦しむおびただしい数の子どもたちがいるわけですが、それでも、一見何不自由なく暮らしている日本の子どもたちが、はたして本来の意味で自由に子どもらしい生活を送っているのか、大きな疑問が浮かびます。確かに、ほとんどの子は食べ物や家に困ることなく、十分な教育の機会も得ていることでしょう。しかし、それらについて自己決定や意思表明をする場面がどの程度あるのか、あるいは、自分の正直な気持ちを気軽に伝えたり気安く物事を頼んだりできる友だちが一体何人いるでしょうか。
 この40年間に、子どもは本当に泣かなくなりました。他人を頼れなくなった証左だと私は捉えています。誰かに近くの物を取ってもらうにも遠慮して自分で取りに立ち、何をするにも目立たないように振る舞いたがります。親密圏が狭くなり、相対的に家族の重要性が増した結果、親離れ子離れが遅れに遅れている家庭は珍しくありません。一人暮らしを始めた大学生の朝食を親がネットでチェックすることがまるで良いことのように書かれている最近の新聞記事を読み、愕然としました。二十歳近くになって自ら起床できず、食の自由も与えられないとは!
 私どもは、子どもに元来備わっている、仲間と共に物事を決めて実行したり、他人を当てにし当てにされる喜びを感じたりする力を引き出し、培うために活動してきました。
 スタッフ一同、節目の回に張り切っています。ぜひとも、案内書をご高覧ください。

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